ヘッドバナー

ニュース

タイはASEAN地域でシンガポールに次ぐ第2位の医療機器市場であり、その規模は約21億米ドル(2023年推計)に達する。同市場は輸入に大きく依存しており(約80%)、米国、日本、ドイツ、中国が主要供給国となっている。

主な成長要因

・国民皆保険制度:「30バーツ制度」のような制度は、大量の消耗品や診断機器の需要を喚起する。
・医療ツーリズム:タイは世界有数の医療ツーリズムの目的地であり、私立病院は外国人患者に対応するために最高級の設備(画像診断装置、手術器具など)を必要としている。
・高齢化と生活習慣病:心臓インプラント、整形外科用医療機器、透析用品の需要増加。
・病院の拡張:主要な民間チェーン(バムルンラード、バンコク・ドゥシット)は拡張を進めており、公立病院はインフラのアップグレードを行っている。

高い潜在力を持つ製品セグメント

1. 体外診断(IVD):検査室の自動化と慢性疾患のモニタリングに牽引され、最も急速に成長している分野。
2. 非消耗機器:患者モニター、人工呼吸器、画像診断システム(MRI、CT)に対する需要が高い。
3.ハイテクインプラント:高齢化社会に対応した整形外科用および心血管系インプラント。
4. 歯科医療機器:美容歯科と歯科ツーリズムの台頭。

規制環境(タイFDA)

・所管当局:タイ食品医薬品局(タイFDA)。
・リスクベース分類:ASEAN共通提出書類テンプレート(CSDT)に準拠したルール。
・クラス1:一般機器(低リスク) – 届出が必要。
・クラス2-3:中程度/高リスク – 免許が必要。
・クラス4:非常に高いリスク(インプラント、生命維持装置) – 厳格な免許制度。
・重要な要件:外国の製造業者は、タイに登録された現地認定代理人(スポンサー)を任命する必要があります。

市場の課題

・償還:公立病院に対する政府の厳しい予算は、費用対効果の高い製品を優先する。
・承認の遅延:ライセンス取得には時間がかかる場合があります。最近の政権交代により、処理が滞るケースもあります。
・調達:公共部門は入札(価格重視)を通じて購入する一方、民間部門は品質とアフターサービスに重点を置く。

参入のコツ:成功の鍵は、既存の病院とのつながりやサービス能力を持つ、有力な地元の販売代理店を見つけることにある場合が多い。


投稿日時:2026年2月26日